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bodytune(ボディチューン)音楽家のための鍼灸

指のつらさが腕の回内・回外を見直すことで改善

" アレクサンダー・テクニーク "

2018年8月2日

こんにちは!ハリ弟子です。

 

クラリネットやオーボエの方から右手の指について時々ご相談を受けます。

 

ハリ弟子は木管楽器は学校のリコーダー程度であまりよく分かりませんが、提案してわりに受けがいいのが前腕の回内・回外の動きを使ってみることです。

 

弦楽器でもよくあるのですが、指と弦が直角になるような感じで構えなければ!と無意識に思い込んでることがあります。

 

それと似た雰囲気を木管楽器の構え方に感じることがあるのです。

 

木管の場合は指と管体あるいはトーンホールの並びの関係でしょうか。

 

これらが直角になるような関係性を維持しようとしてるような、、あくまでも印象です。

 

左が正面から、右が真横から見たイメージです。

 

現実にはあり得ませんが「直角」「平行」「まっすぐ」的なイメージではないでしょうか。

 

ハリ弟子はコントラバスの左手の指と弦の関係で、けっこう長いことこういうのをイメージしてました。

 

さらに、上の図の黄色い丸が下の図のげんこつの骨が突き出すところだと思ってください。

 

一直線上に並べることはできません。

 

どんな人でも必ずゆるいカーブを描きます。

 

こちらの方が実際に近いです。

 

また手の大きさや指の長さは人によりまちまちですから、小指側がこのように上がるのがいい人もいれば、

 

逆の方がしっくりくる人もいるかも知れません。

 

運指の都合で使い分けることもあるでしょう。

 

分かりやすいように誇張してるので本当はこんなに大きな動きではないですが、こんなような動きの可能性がわずかでもあると思ったらどうでしょう。

 

これを生み出す動きを専門的には回内(かいない)・回外(かいがい)と言います。

 

一見、手首でやっているように見えますが、実は肘から手首の間の前腕(ぜんわん)というところで、2本の骨が平行になったりクロスしたりすることで作る動きです。

 

こういう可動性があることを認識するだけで手首に入っていた無理な力が抜けて、指が回りやすくなる方もいます。

 

これだけで何でも解決するわけではありませんが、知っているとちょっと役立つ解剖の知識です。

この記事を書いた人

2016年、東京都練馬区の江古田にて音楽家専門の鍼灸治療院を始める。

2021年、東京都品川区の鍼灸院「はりきゅうルーム カポス」に移籍。音楽家専門の鍼灸を開拓し続ける。

はり師|きゅう師|アレクサンダー・テクニーク教師

 

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