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出したい音を考えたらアンブシュアと息がついてきた

" アレクサンダー・テクニーク "

2018年10月4日

こんにちは!ハリ弟子です。

 

アンブシュア不調のクラリネット奏者とのアレクサンダー・テクニークのレッスンでこんなことがありました。

 

この生徒さんはプロフェッショナルな音楽教育を受けて留学までされていて、音色についてとても繊細な感覚を持っています。

 

この繊細な感性が吉と出るか凶と出るか、、今はアンブシュアのコントロールに困難があって出る音出る音あまり気に入らない様子です。

 

こういった場合に慎重に考えるのは、本人が出したいと思ってる音のイメージと、アンブシュア不調の原因が結びついているのではないか、ということです。

 

これから出す音を頭の中でイメージして、続いてそれにふさわしい動きがあって実際に音が鳴るのが通常のプロセスです。

 

でも、出そうとする音のイメージとアンブシュア不調を起こす動きのエラーが結びついている場合、出す音をイメージすることがエラーを引き起こすトリガーになってしまいます。

 

やればやるほどエラーを起こすための練習になるので、慎重になるわけです。

 

そのため、この生徒さんの場合は動きの方を見直して、体のどこをどう使うとどんな音になるのか(鳴らない場合も含めて)対応を探る実験を積み重ねてきました。

 

その過程で表情筋の作用や呼吸の仕組など、解剖学や生理学、運動学などの知見で役に立ちそうなことも学びました。

 

ただですね、、

 

本に載ってるレシピのままに作った料理が一流シェフの逸品にかなわないように、こうして作った音がこの生徒さんの繊細な感性を満足させることもまたないわけです。

 

そこで賭けに出ました。

 

どんな音を出したいのか、どんな音をいい音だと考えているのか、しつこく掘り下げることでこれから出す音のイメージを明確にしてから吹いてもらいました。

 

「・・・」

 

まだちょっと不満そうです。

 

出た音について生徒さん本人の感想をもらって、そこからさらにどういう音にしたいのか確認し、そのために何をしたらいいか一緒に考えて、また音を出してもらいます。

 

これを何回か繰り返すうちに、今までと違う動きが現れてきました。

 

どうも息の支え的なことをやってるように見えます。

 

生徒さんに聞いてみると「肋骨を拡げて肺に息をためこんだら肋骨の広がりをキープしたまま息を送り続ける」とのこと。

 

これを意図的にやりながら吹いてもらったら、至近距離で聞くハリ弟子の左耳がキーンと痛くなりました。

 

ハリ弟子の耳が痛くなるのはいい音が鳴っている証ですが、それは言わずに生徒さんに聞くとやはりその日のベストとのこと。

 

不思議なことに、この時はアンブシュアのことは考えてないのに自然といい形になって違和感もなかったそうです。

 

これを聞いて、アンブシュアの問題はアンブシュアをいじるだけでは解決せず、出したい音とそのための息の使い方とアンブシュアはセットで対応したものと考えた方がいいのではないかとハリ弟子は思いました。

 

この生徒さんにはこちらの方がいっぱい学ばせてもらっています。

この記事を書いた人

2016年、東京練馬区の江古田にてbodytune鍼灸マッサージ院を開業。

鍼灸師、マッサージ師。アレクサンダー・テクニーク教師。

 

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