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bodytune(ボディチューン)音楽家のための鍼灸

弦楽器奏者に役立つ動きのリソース(上肢)

" アレクサンダー・テクニーク "

2019年2月19日

リソースとは資源とか使えるものという意味です。

 

弦楽器の演奏において普段見落としがちだけど、この動きも演奏に役立つよね!というものをいくつか書こうと思います。

 

今日は上肢(じょうし)。

 

難しい用語を使いましたが、要は「腕」です。

 

弦楽器の演奏はなんだかんだ言っても腕が大事です。

 

体全体で弾くって言われても腕なかったら結局弾けませんから。

 

腕をいかに使うかで演奏のしやすさが全然違ってきます。

 

腕全体の構造の中で、指、手首、肘は自分の目にも見えるし気をつけることも多いと思います。

 

しかし抜けがちなのが肩より根本の部分です。

 

え、腕って肩からじゃないの?という方のために骨格図を用意しました。

 

腕が始まるのはAとBどちらからでしょうか?

 

骨格構造的にはAから、つまり胸骨と鎖骨の関節から腕が始まります。

 

このことは頭では分かっていてもなかなか動きには反映されません。

 

鎖骨の動きって自分では見えないのでイメージしづらいんですね。

 

鎖骨を止めて腕を上げるとこのくらい。

これが僕の普段の腕の上げ方。

 

鎖骨も動かして腕を上げるとこのくらい行きます。

ちょっと頭が動いてしまったので厳密ではありませんが、明らかに数センチ分伸びますね。

 

ボウイングが先弓で苦しくなったとき、鎖骨からの可動性を生かすとリーチが増えてもう少し粘れます。

 

鎖骨の可動性をめいっぱい使ってる天才的な演奏動画がありました。

 

子供の体格ゆえに使える関節を全部使ってるのか、とてもよく動いていてうらやましいです。

 

というか、この子ほんとすごい!

 

大人もこのくらい動きのリソースを使えたら最高の気分で弾けるでしょうね。

この記事を書いた人

2016年、東京都練馬区の江古田にて音楽家専門の鍼灸治療院を始める。

2021年、東京都品川区の鍼灸院「はりきゅうルーム カポス」に移籍。音楽家専門の鍼灸を開拓し続ける。

はり師|きゅう師|アレクサンダー・テクニーク教師

 

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