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やっちまった!と思った時に気をつけたいこと

" アレクサンダー・テクニーク "

2019年8月16日

 

子供のころ中耳炎をわずらっていて耳が痛くて仕方ありませんでした。

 

この痛み、楽な時間帯、楽になる姿勢といったものがなく四六時中常につきまとっていて(唯一、眠れている時は忘れていましたが)、本当によわりました。

 

2年半ほどもそんな状態で何してもだめで、ある時ふとあきらめて気づいたことがあります。

 

あきらめた時の痛みの感じ方とそれ以前の痛みの感じ方が同じではないのです。

 

この違いが面白くてしばらくこの痛みの感覚の変化を見つめていた時期があります。

 

最初に断っておくと、あきらめても痛みは和らぎません。

 

相変わらず痛いものは痛いです。

 

何しても痛いのでがんばっても無駄じゃんと思って、あきらめたら「痛み方」が違って感じられた。

 

ただそれだけです。

 

おぼろげに分かってきたのは、

 

痛みを感じること。(痛い!)

 

痛みについて思うこと。(嫌だ!)

 

痛みについて思うことに対応して何かしらやっていること。(歯を食いしばるなど)

 

これらすべて別物ということです。

 

痛みを感じたことは、少なくとも感じた当事者の僕にとっては「事実」です。

 

「嫌だ!」と思うのは僕がその事実に与えたラベルです。

 

どんなラベルを与えようが痛みは消えてくれません。

 

だったらラベルをつけるのは無駄だな、とあきらめた時に思いました。

 

そして「嫌だ!」と思ったことに対応してやっていたこと(歯を食いしばるなど)も痛みに対して効き目ありませんでした。

 

だったらやっても無駄だな、とやはり思いました。

 

そう思った時に残ったのは、痛えなあ、という感覚が耳の奥からやってくるという事実だけでした。

 

より純粋にジーンという痛みの感覚だけがする感じです。

 

これが、嫌だなあ、どっか行って欲しいから何とかしよう、とか思った時は上がってくる感覚が複雑になります。

 

神経科学の話は専門ではないので分かりませんが、何とかしようと歯を食いしばったりすることで次に上がってくる感覚がゆがめられ、その感覚にまたラベルが貼られ、そこから逃れようとまた何かする、というリパーカッションが延々とひろがってワーンワーンという感じがしました。

 

長い前置きでした。

 

この話を演奏に当てはめてみます。

 

大事な場面で音を外したとします。

 

外れた音を聞く、ないし外れたアンブシュアの感じがすること。(外した!)

 

外れた音について思うこと。(あちゃー!)

 

外れた音について思うことに対応して何かしらやっていること。(腕の固め、顔の緊張、背中を張るなど)

 

外したことに気づくところまではそれは事実です。

 

でも次に「あちゃー!」と思ったとしたらそれは自分が与えたラベルです。

 

ラベルに対応してやみくもに何かやってしまうと、そもそもの事実にエフェクトがかかって何だか分からなくなり、どつぼにはまるのではないでしょうか。

 

外したことに気づいたら、その事実だけを受け止める必要があります。

 

エフェクトをかけてしまったら、それに気づいた時点で回路を切る必要があります。

 

そうして素の事実を冷静に見つめた時に何が分かるのか。

 

中耳炎の痛みは冷静に観察しても痛いままでした。

 

でも外した音は冷静に観察できればうまくやる方法がより見つけやすいと思うのです。

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この記事を書いた人

2016年、東京練馬区の江古田にてbodytune鍼灸マッサージ院を開業。

鍼灸師、マッサージ師。アレクサンダー・テクニーク教師。

 

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