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手の使い方

" アレクサンダー・テクニーク "

2017年11月27日

こんにちは!ハリ弟子です。

 

昨日は、手で触れることで痛みを伝える神経の働きを抑えているという研究をご紹介しました。

 

この神経は、中枢で交感神経にスイッチして体の反応を引き起こすものでしたから、持続的慢性的な緊張に悩まされる方が、ただ触れるだけでも体が和らぐ、気持ちが楽になる、という経験的によくなされていることとも一致します。

 

堀田晴美氏は、他にも期待される効果があるとしており、触れることと体の反応との間にはまだまだ未解明のメカニズムがあることがうかがわれます。

 

アレクサンダー・テクニークでも、生徒さんに手で触れて緊張を和らげたり、やりたいことができるようにガイドしたりします。

 

 

この手の使い方が大変特有なので、なかなか真似できるものではありません。

 

以前のブログで「手で聞く」ということをご紹介しました。

 

手で聞く

 

Body Chance校長Jeremyによると、手の使い方には他に「誘う手」「命令する手」があります。

 

誘う手

 

アレクサンダー・テクニークの先生は自分の身体の使い方、さらにそのもとになっている自分の思考を常にモニターしています。

 

モニターしながら、やりたいことや意図に向かってより適切な思考や身体の使い方を選びます。

 

選んで実行すると、それに身体が反応して変化します。

 

ここまでは、先生自身の身体の中で起こることです。

 

生徒さんに手で触れる時は、生徒さんに経験して欲しいことに誘うという願いを持って、それに適切な思考や身体の使い方を本当に誠実に選んで触れます。

 

ハリ弟子の場合は鍼灸でもこれと同じことをしていますが、うまくいくと、生徒さんの身体が変化して「楽になった」とか「身体が軽くなった」といった感覚が得られます。

 

誘う手が効果的であるためには、生徒さんが誘いにのってくれる必要があります。

 

生徒さんの協力がどうしても必要です。

 

そのため、触れる前に生徒さんが何をしたいのか、どうありたいのか、雑談も交えながらお話しをします。

 

コミュニケーションをとる中で生徒さんが自分の願いや望みを見つけて、それに向かいたいという気分、エネルギーが生じたところで手を触れるのです。

 

ここのプロセスで誠実さを欠くと、身体は正直なもので誘いにのってくれませんし、のってくれても行き場のない感じの変化の体験になります。

 

 

命令する手

 

命令する手を使った場合、生徒さんの協力は必要ありません。

 

先生が生徒さんを操って、これが正しいと先生が考えるところに持って行ってしまいます。

 

これは、力で何かやらせているとかそういう意味ではなくて、本当に手で触れているだけにも関わらず、身体が勝手に反応して変化してしまうのです。

 

Jeremyの本を引用すると「あなたは何もしないみたいなのに、あなたのからだが変容しているのに、ただただ驚く」そうです。

 

ただ、この類の手は押しつけにもなるので、生徒さん本人の自立的な学びの観点から、推奨されません。

 

「自分自身でなくなるようなレッスンは避けるほうがよい」とJeremyも書いています。

 

Jeremyの本

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