最近の施術(クラリネット奏者の腕の痛み)
2020年11月26日
整動鍼愛好家のクラリネット奏者の方。 右の肩から手首にかけて重だるい痛みがあり、楽器の演奏にも支障が出始めていました。 クラリネットは右手の親指に楽器の重さがかかるのでこうなるとつらいと思います。 加えて左手の親指付根にも痛みがありました。 &nbs...
2020年11月26日
整動鍼愛好家のクラリネット奏者の方。 右の肩から手首にかけて重だるい痛みがあり、楽器の演奏にも支障が出始めていました。 クラリネットは右手の親指に楽器の重さがかかるのでこうなるとつらいと思います。 加えて左手の親指付根にも痛みがありました。 &nbs...
2020年11月25日
整動鍼ここしばらくブログがご無沙汰でした。 とある本の翻訳に取り組んでいたためです。 施術の合間を使っての作業でなかなか進みませんがようやく残り一章分まで来ています。 さて症例サイト(ツボネット)にもなかなか上げられない日々が続いているので簡単ながらここ最近、整動...
2020年11月12日
耳鳴り・難聴ある特定の高さの音域だけが聞こえにくくなるタイプの難聴があります。 ディップ型感音難聴といって、多くは4,000ヘルツ周辺の聴力が落ちますがそれ以外の周波数帯でも起こります。 先日、20年以上プロとしてのキャリアがある音楽家の方がいらして、このようなタイプの聴力低...
2020年11月9日
耳鳴り・難聴当院には突発性難聴で鍼灸を受ける方も多くいらっしゃいます。 突発性難聴の多くは片耳に起こります。 片耳の難聴という意味では(何度かこのブログでも書いていますが)僕自身右耳の難聴です。 10歳くらいからちょくちょく中耳炎にかかるようになり、13歳で...
2020年11月5日
雑記かみさんのヨガの仲間で僕ともお互いに知っているガン患者の方がいました。 どういういきさつからか、ある時点から病院でのガン治療を断りヨガや鍼灸などで治そうとしていて、もともと鍼灸はガンを得意とする治療院にずっと通っていました。 ところが病状が進んで出かけるのが難しく...
2020年11月3日
管楽器奏者のアンブシュア不調管楽器で音を鳴らすために絶対に必要なもの、それは息です。 アンブシュアをどれだけ固く閉じても、舌をどれだけ強く突いても、そこに息の流れがなかったら音は鳴りません。 アンブシュアや舌でやるべき仕事は息の量、強さ、速さ(どのように表現するのであれ)とのバランスで決まり...
2020年10月31日
管楽器奏者のアンブシュア不調口まわり(アンブシュア)や舌という問題発生個所以外で見るべきところは胴体です。 アンブシュアに関しては特に脊椎の動きを調整する必要があります。 そのためには金管楽器の奏法(アンブシュアモーション)理解が役立ちます。 なのでアンブシュアモーションに...
2020年10月29日
管楽器奏者のアンブシュア不調管楽器奏者のアンブシュアやタンギング不調をどう調整するかはなかなか難しい問題です。 アンブシュアに関わる表情筋は皮筋であるため骨格を動かす筋肉と比べてとらえどころがないですし、また舌のように顔面頭蓋の内側にある筋肉は実際になにが起こっているのか観察困難だからです。 ...
2020年10月23日
雑記コンディションがらみで今日も1つ。 必要以上に体をいじめぬくような練習法。 またこれを良しとするような風潮、文化。 学校により、また部によってもいろいろですが学校時代の部活吹奏楽などで体験していて「ああ、あったな」と思い出す人は多いのではないでし...
2020年10月22日
整動鍼当院の施術ではツボに鍼をして試奏してもらい変化を確認しながら進めていきます。 以前、声楽の方の背中のツボに1つずつ鍼をして声出ししてもらったことがありました。 鍼1本だけして声出ししてもらい、その鍼を抜いて別のツボにやはり1本だけ鍼をして声出ししてもらうのを繰り返...
2020年10月8日
東洋医学“You translate everything, whether physical, mental or spiritual, into muscular tension.” F.M.Alexander. アレクサンダー・テクニークの創始者F.M.アレクサンダーは「人は肉体的な...
2020年10月4日
雑記当院にデジタル・ピアノがやってきました。 ご縁あって今回ゆずり受けることができました。 20年くらい前のローランドFP-3、コンパクトに見えますが88鍵あります。 電子とは言えタッチは実機を模して作られており低音で重く高音で軽い、またダイナミクスも反映します...
2020年10月3日
喉や声のトラブル僕が行っていたアレクサンダー・テクニークの学校には、大学で演劇を教える先生やプロの歌手(かつアレクサンダー・テクニーク教師でもある)も教えに来ていました。 もちろん教えていたのはアレクサンダー・テクニークですが、そういう背景ある先生なのでちょいちょいボイス・トレーニング的な内容が入...
2020年10月2日
喉や声のトラブル先日、高い声が上にひっくり返ってしまう症状の方がいらして鍼で施術しました。 いつものとおり、状況を確認するため施術前に声出しをしてもらいます。 そのとき母音の「イ」でテストされてるのが気になり「どうしてイで歌うんですか?」と聞いたところ、「イの母音が一番症状が出や...
2020年9月29日
アレクサンダー・テクニークリチャード・ブレナン『身体のデザインに合わせた自然な呼吸法 ― アレクサンダー・テクニークで息を調律する ―』(医道の日本社)を読みました。 鍼灸専門の出版社である医道の日本が出したアレクサンダー関係の本。 鍼灸師でアレクサンダー・テクニーク教師としては読まな...
2020年9月27日
東洋医学このところ、戦前の名人鍼灸師だった沢田健について書かれた『鍼灸真髄』(代田文誌著、医道の日本社)を読んでの雑感を記しています。 今日は3回目でとりあえず最後です。 肋骨の動きを制約するもの、それは体の前面にもあります。 分かりやすいのは腹筋 &...
2020年9月25日
東洋医学(前回から読む ≫ 名人は膏肓を神堂の位置に取ったと聞いて) 第1肋骨は胸椎1番だけに関節します。 これに対して他の肋骨は上下2つの椎体の間にはさまるように関節します。 第2肋骨は胸椎1番と2番の間、第3肋骨は胸椎2番と3番の間、、という具合に。...
2020年9月23日
東洋医学この4連休、少々時間が取れたので『鍼灸真髄』(代田文誌著、医道の日本社)を読み直していました。 この本は戦前の名人鍼灸師だった沢田健の弟子、代田文誌が先生の施術を見学して学んだことをまとめたいわば私的なメモのようなものです。 巻末の著者略歴から時系列を確認すると、...