名人は膏肓を神堂の位置に取ったと聞いて
2020年9月23日
東洋医学この4連休、少々時間が取れたので『鍼灸真髄』(代田文誌著、医道の日本社)を読み直していました。 この本は戦前の名人鍼灸師だった沢田健の弟子、代田文誌が先生の施術を見学して学んだことをまとめたいわば私的なメモのようなものです。 巻末の著者略歴から時系列を確認すると、...
2020年9月23日
東洋医学この4連休、少々時間が取れたので『鍼灸真髄』(代田文誌著、医道の日本社)を読み直していました。 この本は戦前の名人鍼灸師だった沢田健の弟子、代田文誌が先生の施術を見学して学んだことをまとめたいわば私的なメモのようなものです。 巻末の著者略歴から時系列を確認すると、...
2020年9月19日
東洋医学養生は簡便で日々取り組むことのできるもの。 こう書きながらなんですが、養生はけっこう面倒くさいものでもあります。 今のままでは将来病気になりそう、なので今の自分の行動を変えるわけです。 変えるのは習慣です。 たとえば僕であれば腰...
2020年9月17日
東洋医学「3回以上来院してくれるのはせいぜい2割程度です。」 鍼灸学校の先生に言われた言葉です。 伝統的ないわゆる"気"を整える鍼灸を標榜している、全国でも最大規模の鍼灸師団体における大御所の先生の数字としてそう言われました。 この数字をどう考えたら良い...
2020年9月13日
喉や声のトラブル美学校というところがあるのをその方がいらして初めて知りました。 ウィキペディアによると「入学試験・資格はないが、学校法人でないため卒業しても得られる資格はない。講師には芸術分野の著名人が多く、講義内容は各講師が学生の意見を聞きながら決め、自由闊達な学びの場として知られる。一方で経営...
2020年9月4日
整動鍼鍼施術をしていると患者さんの姿勢に気がつくことはよくあります。 たとえば肩甲骨を指標に背中のツボを取るとき、そもそも肩甲骨の高さが左右で違ったりとか、あおむけに寝てもらったときの足の爪先の向きが違うとか。 三国志に出てくる名医 華佗(かだ)は、病人の背中にランダム...
2020年9月2日
管楽器奏者のアンブシュア不調金管楽器のアンブシュア不調(ゆれ、ふるえ、息漏れなど)に付随して比較的多く見られることに、マウスピースと顔の相対的位置関係が変化しないことがあります。 高音域、中音域、低音域どこを吹いても楽器と顔が一定の角度、位置関係を保ったまま動かないように見えるのです(これと裏腹に口元や頬には...
2020年8月24日
アレクサンダー・テクニークバジルさんの新しい本『バジル先生の吹奏楽相談室 よくわかる指導編』と『バジル先生の吹奏楽相談室 たのしく上達編』(学研)が出ました。 この本は著者バジルさんの他に各楽器それぞれ専門の奏者が執筆したコラムがあります。 そうしたコラムのうち、コントラバスのページを...
2020年8月20日
雑記先日、羽化したものの羽が折れたまま広がってしまったアゲハの成虫。 鉢植えの木の根元で力つきていました。 一方、前回のブログでサナギだったアゲハはといえば、、 その後数日して羽の模様が透けて見えるほどになりましたが、、 ...
2020年8月11日
管楽器奏者のアンブシュア不調数年前にアンブシュア不調でご相談いただいたクラリネット奏者の方とひさしぶりにお会いしました。 当時は吹こうとすると顎に意図せざる力が入り、リードをかみ過ぎて音が鳴らなくなるような症状でした。 幸い、今はそういうことはなくなっています。 どういった...
2020年8月4日
アレクサンダー・テクニーク新型コロナの影響で中止・延期を余儀なくされた演奏会。 小規模のアンサンブルなど、厳重な感染対策を取りながらポツポツと再開されるようになりました。 そんな中、鍼の施術でいらしているアマチュア奏者Aさんも近々本番があるとのこと。 「昔から本番ですごく...
2020年8月2日
東洋医学昨日から梅雨明け。 いきなりの夏空で暑い一日でした。 先日ふれた大阪大学近藤先生のブログがおもしろくて他の記事も読みふけってしまいました。 特にこの2つ。 ≫ 生命科学でインディジョーンズしよう(前編) &...
2020年7月27日
ディストニアアメリカに金管アンブシュアの専門家、ウィルケン氏という人がいます。 彼はディストニアではないのに「ディストニアである」と宣言されてしまうことの危険性についてブログに書いています。 ≫ Embouchure Dystonia Treatment – Some Que...
2020年7月24日
ディストニア右手指に巻き込みの症状があるギター奏者の方。 第4指(薬指)、第5指(小指)が意図に反して屈曲してしまいます。 初めの5回は週に1度の頻度でみせていただき症状に効果のあるツボが分かったので、それ以降は月に1度にして半年くらい継続しています。 調子...
2020年7月22日
ディストニアアンブシュアの不調により中低音域の発音とタンギングが困難なチューバ奏者の方。 病院ではアンブシュア・ディストニア疑いと言われたそうです。 去年の秋から月に1回くらいで定期的に来院されています。 ヘ音第1線上のGから下が課題の音域です。 &nbs...
2020年7月21日
ディストニア吹き始めに口元から息が漏れてしまうクラリネット奏者の方。 以前、アンブシュア・ディストニアと言われたことがあるそうです。 実際に吹いてもらうと確かに音が鳴る前に息が漏れてしまい、思ったタイミングで発音していませんでした。 一方で全然鳴らないのでは...