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考えるスピードを加速して演奏する

" コントラバス "

2018年1月30日

こんにちは!ハリ弟子です。

 

先日、所属するアマオケの定期演奏会がありました。

曲目は、メンデルスゾーンの交響曲4番「イタリア」。

 

これがなかなかに音符が細かくて速い上に休みが少なくて大変な曲です。

 

こういう速い曲をものにする時のコントラバスの先生からのアドバイスは、階名で歌ってみることでした。

 

階名で歌うなんて小学校の音楽の授業以来です。

 

ところが、やってみたらこれが意外と効果があって驚きました。

 

ごちゃっとした黒い固まりにしか見えなかったところが本番でもクリアに見え、細かいパッセージの瞬間瞬間で、どの指を上げてどの指を下げるか、ポジション移動とともに次にどの指で弦を止めるか、クリアな思考でいられました。

 

曲のスピードに合わせて、思考がものすごく速く進んでいる感じです。

 

でも、あわてて急いでいるわけではなく、体感的にはむしろゆっくりに感じられます。

 

あくまでもハリ弟子にとって効果があったことで万人に当てはまるか分かりませんが、速いものは指よりもまず口で練習した方が効率がいいのかも知れません。

 

考えてみれば、ものごころついた時から口はしゃべるために使ってきたわけです。

 

指を使い始めるのはもっと後になってから、それもつかむとか握るとか、言葉の発音を言い分けることの複雑さと比べたらかなりおおざっぱです。

 

指より口の方が、細かくて複雑なことをするのは「訓練済み」と言えるのでしょう。

 

もともと、口は体の中で最も感覚が細かいところです。

 

特に舌の感覚は指先と比べても細密で、アメリカでは視覚障害の人が「舌で見る」装置が開発されたくらいです。

 

 

カメラで捉えた映像を電気信号に変換し、口にくわえた電極を介して微妙な信号の違いを舌で感じとって、脳内で映像として認識するための装置です。

 

当初、指先で感じ取れないかテストしたそうですが、感覚の密度が粗すぎて無理だったそうです。

 

感覚系の入力の話と、運動系の出力の話なので、同一には論じられませんが、感覚の細かさが出力に微妙な違いを作るのにプラスに働くといった相関があるかも知れません。

 

幼少時から楽器を始めていれば、指の器用さも口と同様に発達していて、楽譜から指へと一直線に運動プログラムが作れるのだと思われます。

 

しかし、ハリ弟子のように大人になってから楽器を始めた場合は、階名で歌うなどの方法で口への出力プログラムを作ってから、指への出力に変換していくのも1つの方法のように思います。

 

声に出してみることのもう1つの利点は、音程もすでにその中に含まれていることです。

 

音程込みの出力プログラムになっているので、指への出力プログラムに変換しても、ポジション・チェンジでつっかかることがより少ない気がしますし、また、開放弦のところで指だけ先走ることも減ったように思います。

 

もちろん、アレクサンダー・テクニークを使って、頭が動けて、全身がこの出力プログラム実行のためにやれることをやるというのは言わずもがなです。

 

階名で歌うという慣れない動作も、それを実際に楽器で演奏する動作に変換する時も、アレクサンダー・テクニークを使っていた方が断然スムーズに進められますので。

この記事を書いた人

2016年、東京練馬区の江古田にてbodytune鍼灸マッサージ院を開業。

鍼灸師、マッサージ師。アレクサンダー・テクニーク教師。

 

カテゴリー: コントラバス. タグ: , .
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