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ディストニアはどうして起こるのか

" ディストニア "

2018年6月15日

こんにちは!ハリ弟子です。

 

音楽家のディストニアがなぜ起こるのかはっきりとは分かっていませんが、現在のところ、脳の機能との関係が有力視されています。

 

特に脳の周辺抑制と機能局在の重複です。

周辺抑制

脳細胞はとてもおしゃべりです。

 

放っておくとランダムに信号を出し続けます。

 

脳細胞の自発発火と言いますが、外部からの何の刺激を与えなくても自ら勝手に信号を発するのです。

 

そのままだと無秩序になるので抑制というメカニズムが備わっていて、必要のない脳細胞には黙っててもらうための仕組みがあります。

 

これが周辺抑制です。

 

たとえば人差し指を曲げる時に中指を曲げるための脳細胞も発火していたらじゃまです。

 

こんな時、中指を曲げるための脳細胞には周辺抑制をかけて黙っててもらうのです。

 

放っておくと脳細胞はランダムに発火します

必要なところ以外はマスキングします

大脳基底核(きていかく)という脳の奥深くにある部分がこのために重要な役割を果たしています。

 

ディストニアの場合、基底核にある細胞が出す信号や脳内化学物質の働きが変化するために周辺抑制が外れていて、それがゆえにディストニア特有の症状が表れるとの仮説があります。

脳の機能局在の重複

人間の脳には場所によって役割分担があります。

 

視覚は後頭部の方、聴覚は側頭部といった具合です。

 

同様に感覚や運動も人差し指はここ、中指はあそこといったように担当する部分が分かれています。

 

こうした担当部分は長期間訓練するとエリアが拡大することが知られていて、そうなることでより細かい感覚が得られて精緻な動きができるようになると考えられています。

 

指の機能局在が明確に分かれている状況

しかし、これが過ぎると隣どうしのエリアがだぶる現象が起きます。

 

長期間訓練を積むと局在のエリアが拡大して重複し始めます

こうなると人差し指を動かそうとして中指が一緒に動くなど、困ったことになります。

 

ディストニアの背景にはこのように特殊技能への過剰な適応があるという仮説です。

 

音楽家のディストニアの場合、同じ指を使う動作でも楽器演奏以外では症状が出ないなど、これらの仮説だけでは説明できないことも多々あります。

 

ここにあげた以外のものでもいくつかの要因が絡んでいることに疑いをいれません。

 

脳科学の研究は日々進んでいるのでまた新しい事実が分かり、それに応じて治療法や再訓練の手法も進化していくでしょう。

この記事を書いた人

2016年、東京練馬区の江古田にてbodytune鍼灸マッサージ院を開業。

鍼灸師、マッサージ師。アレクサンダー・テクニーク教師。

 

カテゴリー: ディストニア. タグ: , .
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