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プロ野球寺内選手イップスの記事を読んで

" ディストニア "

2018年10月12日

こんにちは!ハリ弟子です。

 

プロ野球巨人の寺内選手がイップスだったとのニュースを見ました。

 

>>【巨人】引退の寺内、衝撃だった若手への告白…守備職人が「イップスなんだ」

 

野球選手、引退、イップスとこれだけキーワードがそろえば「ああ、イップスになって現役引退するんだな」と勝手に脳内予測し始めますが、寺内選手は違いました。

 

「イップスは技術でカバーできると思っている。体の使い方、足の運びとかいろいろ考えてやっているよ」と語り、若手が教えを乞うほどの安定したプレーをしていたそうです。

 

イップス、スポーツの世界ではよく知られた言葉ですが、音楽家のフォーカル・ディストニアと本質的に同じとも言われています。

 

そんな選手がバランスやフォームを研究して丁寧に投げ続けることで正確な送球ができて、プロで12年も活躍した事実には大きく勇気づけられます。

 

アレクサンダー・テクニークを作ったF.M.アレクサンダーがディストニアだったとの史実はありませんが、彼が舞台俳優をしていて声が出せなくなってからそれを克服するまでの話を読むとちょっと似ていると思うときがあります。

 

普段の会話では声が出るのに舞台にあがると声が出ない(動作特異性)、医学的に検査しても異常が見つからない、といったあたりです。

 

アレクサンダーは自分の声の出し方を鏡で観察し、話そうと思うやいなや発声に不利な動きを自分が無意識にしていることに気づきました。

 

しかし”話す”という思いと発声に不利な”動き”が密接不可分に結びついているためにどうしても声が枯れてしまい、動きを発声に適切なものに作りかえるのにてこずりました。

 

彼のとった方法は、次のようにして”話す”という思いと発声に不利な”動き”の結びつきを切り離すことでした。

 

すなわち、話そうと思って”話す”、話そうと思って”何もしない”、話そうと思って”まったく別のことをやる”でした。

 

自分の動きを癖や習慣にまかせるのでなく、ぎりぎりまで意識的に選びとる練習です。

 

アレクサンダー・テクニークがThinking in Activityと呼ばれるゆえんです。

 

このようにして、だんだんと声が枯れるような話し方は出なくなったそうです。

 

寺内選手の「一球一球、丁寧に投げ」「細かい部分まで徹底的に追及し」という話を読んで、正確な送球のためにやるべきことをぎりぎりまで意識的に選び続けていたんだなあと思いました。

 

まさにThinking in Activityです。

この記事を書いた人

2016年、東京練馬区の江古田にてbodytune鍼灸マッサージ院を開業。

鍼灸師、マッサージ師。アレクサンダー・テクニーク教師。

 

カテゴリー: ディストニア. タグ: , .
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