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管楽器奏者の動きの効率性

" 体のしくみ "

2018年7月28日

こんにちは!ハリ弟子です。

 

前回の続きです。

 

仮に動きの先端とターゲットまでの最短距離を結ぶような動きを効率的と見なすとして、これを管楽器演奏に当てはめたらどうなるのか考えてみます。

 

動きの先端がターゲットまでの最短距離を結ぶような動きを効率的と見なす、これ自体が仮説です。

 

そうではない動きも山ほどあることを前提として、とりあえずこれで行ってみたらどうなるでしょうか?

 

前回のボールに手を伸ばす動きは自分の体の一部が動きの先端になりました。

 

指先からリードして、手首の関節、肘の関節、肩の関節、鎖骨の付け根の関節と順ぐりに動いていきます。

 

管楽器の場合、例えば楽器をかまえる動きは楽器の先端(リードやマウスピースなど)が動きの先端になります。

 

自分の体ではないものを自分の動きの先端にする。

 

変な感じがしますが、実際にはみんな普通にやっています。

 

帽子をかぶるとなんとなく帽子の高さを感じとって、ひっかかりそうなところをくぐり抜ける時は自然に身をかがめます。

 

傘をさして歩く時は人に傘が当たらないように自然と距離をとります。

 

車のように大きなものを運転する時も自然と車幅を考えているはずです。

 

楽器も同様で動きの先端が指先からリードやマウスピースに変わっても間違わずに口元まで運んでいます。

 

ただ、それが最短距離で来るような動きとなるとちょっと考える必要があるかも知れません。

 

楽器の先端と自分の口を結ぶ最短距離を通るような動きを考えると赤い矢印のようになります。

 

ついついこんなふうに頭の方が迎えに行くような動きが入っていないでしょうか。

これが絶対にダメという道理はないですが、3日前のブログで書いた全身の筋肉のテンションを効率的に張っておく観点からは難易度が高い技です。

 

 

とりあえず頭はそのままにして楽器の方が動いて自分の口元にやってくるようにします。

 

楽器の先端(リードやマウスピースなど)がリードして、指(あるいは手?)、手首の関節、肘の関節、肩の関節、鎖骨の付け根の関節と順ぐりに動いていきます。

 

次に気にかけたいのは腕が動く方向をどう考えるかです。

 

楽器の先端が自分に近づいてくればいいわけだから、ぶっちゃけこれもありです。

関節を内側へぎゅっと締めるような感じで自分の方に引いてきます。

 

しかしこれも全身の筋肉のテンションを効率的に張っておくには向かないやり方であり、どうしても関節を固めてしまうので、自由に動いて自由な演奏をしたい時には不利です。

 

むしろ全部の関節が外へ外へと向かい、まわりまわって最後に楽器の先端が自分の口元へ向かってくるよう考えます。

これがうまく行くと腕がふわっと浮いているように感じるかも知れません。

 

普段感じている楽器の重さが感じられなくて不安定な変な感じがするかも知れません。

 

恐らくは筋力というよりは体を構成する筋線維や膜組織などの物質が持つテンションをうまく利用できているので、力を使ってる感覚が得にくいのだと思います。

 

証明されているわけではありませんが、ハリ弟子はそんなふうに考えています。

 

管楽器奏者へのアレクサンダー・テクニークのレッスンではこんなふうに楽器を構えて吹くことを提案することがよくあります(絶対ではありませんが)。

 

これだけでも運指のしやすさ、息の入りやすさなど、いろいろな変化があることが多いです(これまた絶対ではありませんが)。

 

次回に続きます。

この記事を書いた人

2016年、東京練馬区の江古田にてbodytune鍼灸マッサージ院を開業。

鍼灸師、マッサージ師。アレクサンダー・テクニーク教師。

 

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