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深夜ランナーはいつ眠るのか?

" 体のしくみ "

2017年11月16日

こんにちは!ハリ弟子です。

 

めっきり寒くなってきました。

 

でも、このくらいの方が走るにはちょうど良いようです。

 

夏場に比べるとジョギングしている人を見かけるようになりました。

 

先日、ちょっと帰りが遅くなって零時をまわってしまったのですが、そんな時間にも走っている人がいて驚きました。

 

仕事の後に走ろうと思うと、そんな時間になってしまうのかも知れません。

 

日本の労働環境はなかなか厳しいです、、

 

 

それにしても、あんな時間に運動して眠れるんだろうか?と思って、一応真面目に調べてみました。

 

人間の脳には、覚醒系と呼ばれる神経群があり、ヒスタミン、セロトニン、ノルアドレナリン、アセチルコリン等を神経伝達物質とする神経群がこれに含まれます。

 

これらの神経が活発に活動することによって、人は目覚めています。

 

他方、これらの神経の活動を抑制する神経群(抑制系)が別にあり、これらはγ-アミノ酪酸(GABA)やガラニン等を神経伝達物質とします。

 

抑制系が覚醒系の活動を抑えることにより、睡眠が起こるのですが、抑制系にスイッチを入れる物質を睡眠物質と呼んでいます。

 

さまざまな睡眠物質が発見されていますが、最新の研究では、アデノシンという物質が注目されています。

 

アデノシンと睡眠の関係は、以下のとおり、かなりの状況証拠がそろっています。

 

(1)脳内のアデノシン量は、起きている時間が長くなると増え、ノンレム睡眠で減る。

 

(2)AMPKと呼ばれる酵素が、深い睡眠時にあらわれる脳波(デルタ波)の増減と関係しており、AMPKの活性度はアデノシンの値と関係がある。

 

(3)脳内の前脳基底部というところにアデノシンを注入すると、覚醒系神経群の1つであるヒスタミン神経系を抑制する機構が働き、ノンレム睡眠を誘導する。

 

(4)脳内のグリア細胞の中には、神経細胞が放出するグルタミン酸を受けて、ATPを放出するものがある。ATPはシナプス間隙で代謝されてアデノシンに変化し、アデノシンが神経細胞に作用すると、やはり深い睡眠を表すデルタ波を増強する。

 

 

ところで、アデノシンはリン酸と結合して、ATP(アデノシン三リン酸)などの形で生体のエネルギーのもととなる物質です。

 

ATPを大量に消費するのは何といっても筋肉です。

 

と考えると、深夜のランナーはATPを一生懸命消費して(分解して)、アデノシンが増えるので、眠りやすくなるかも知れません。

 

しかし一方で、運動をすると脳内のコリン作動性神経が活性化します。

 

コリン作動性神経とは、前述のアセチルコリンを神経伝達物質とする神経です。

 

つまり、覚醒系なのです。

 

アデノシンの効果があらわれるには、コリン作動性神経の活性が落ちるのを待つ必要があります。

 

結局、アデノシンの効果が相殺されるので、眠くなるまでにはそれなりに時間がかかるでしょう。

 

ただ、深夜にこうこうと明かりがともるフィットネス・ジムやランナーを見ていると、そうしてでも体を動かしてATPを消費したくなる、そんな本能の叫びが聞こえてくる気がします、、

 

この記事を書いた人

2016年、東京練馬区の江古田にてbodytune鍼灸マッサージ院を開業。

鍼灸師、マッサージ師。アレクサンダー・テクニーク教師。

 

カテゴリー: 体のしくみ. タグ: .
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