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鍼尖に込めるメッセージ

" 東洋医学 "

2018年2月10日

こんにちは!ハリ弟子です。

 

昨日は、アレクサンダー・テクニークの手が伝えるメッセージについて考えてみました。

 

鍼灸では、鍼を刺して刺激を与える、お灸をして熱という刺激を加える、といったように「刺激」という言葉を使います。

 

「刺激」というとやや機械論的な感じがします。

 

ある条件下でどこそこのツボに鍼をすれば、これこれの効果があるのでそこに刺激を加える、といったようにまるでスイッチのオン・オフみたいに聞こえます。

人間の体の仕組として、ツボにはある程度そういった法則性があるのは認めます。

 

しかし、ハリ弟子は経験として、もっとニュアンスを含んだものと感じています。

 

鍼による体とのコミュニケーションとでも言いましょうか。

 

鍼灸師が患者さんの皮膚に鍼をすると、それは患者さんの中でどのように受けとめられるのでしょう?

 

人間の意識をつかさどる大脳皮質の脳細胞は140億個あります。

 

意識にあらわれない小脳の脳細胞は1000億個です。

 

小脳にも届かずに脊髄神経のレベルで処理される情報もかなりあります。

 

さらに、最近の研究では、皮膚にある神経細胞もネットワークを持っていて、現場レベルでの情報処理を行っていることが分かってきています。

 

体の状態のほとんどは大脳皮質=意識では決めていません。

 

無意識の領域でしかるべく処理されています。

 

つまり、鍼が投げかける問いかけは、膨大な量の無意識の情報処理ネットワークを相手にしていることになります。

 

患者さんの無意識もひっくるめた全体に対して「あなたは本当はどうありたいのですか?」と問いかけて、全体に対して「これはいかがでしょう」と提案をする、そういうことが鍼灸の技術には求められるような気がします。

鍼尖に込められた提案は、巨大な無意識のネットワークの中に吸い込まれて、拒否されることもあれば、採用されることもあり、うまくいけば体の状態が望ましい方向に変わり、それを患者さんの意識は「楽になった」と認識します。

 

そういう相手にコミュニケーションするわけですから、鍼灸師自身も無意識を含めた全体である必要があります。

 

太極拳や合気道に取り組む鍼灸師が多いのは、そのためなのでしょう。

 

しかし、鍼灸それ自体の中には、こういった鍼灸師自身のありようを高めるための方法論が存在しないように思います。

 

アレクサンダー・テクニークでは、先生自身が教えるためにアレクサンダー・テクニークの原理を使って全体でいることが前提となります。

 

鍼灸では、これに当たるものは何だろう?とずっと考えています。

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