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鍼灸師の頭の中

" 東洋医学 "

2017年11月20日

こんにちは!ハリ弟子です。

 

おとといのブログで、1兆を超える微生物の情報をどう分析するか、その方法をご紹介しました。

 

土の中に星空を見る

 

農学者横山和成さんは、95種類のエサを微生物に与えて、食べるかどうか(分解するかどうか)で、その微生物を含む土の性質を知ることに成功しました。

 

鍼灸師も、人と相対した時、膨大な量の情報を受け取って治療のために活用しています。

 

情報をどのように処理しているのでしょう?

 

鍼灸師であれば、どの養成校を出たとしても一度はこんな表を勉強したことがあるはずです。

 

五行色体表

 

五行色体表(ごぎょうしきたいひょう)といって、あらゆる物事を5つに分類して整理する中国古来からの考え方です。

 

同じ行にあるものは皆何らかの関連があるというふうに考えます。

 

例えば、「木」という縦の行に、肝、目、怒、爪が分類されています。

 

これを見て、肝臓という臓器は怒り(ストレス)の影響を受けやすく、損なうと目や爪に表れる、といった具合に連想します。

 

西洋医学的にも、精神的ストレスと肝臓の関係、肝臓の貯蔵鉄不足や機能低下で爪にスジが入ったり、視力が落ちたりすることが分かっています。

 

東洋医学的にも、経験的にそうしたことが分かっていたので、同じ行に整理したのでしょう。

 

いわば、長年の経験と知恵で練り上げられてきた診察のためのあんちょこのようなものです。

 

ハリ弟子も鍼灸学校時代には丸暗記させられました。

 

上の表にあるのは代表的な10段くらいですが、試験の時には20~30段くらいは覚えていたと思います。

 

5 × 20でも100ありますので、微生物分析の場合と同じくらいの数です。

 

一度全体の姿を頭に入れてしまうと、いつでも5つに分類できますので、現場で膨大な情報がある時に整理しやすいですし、不足している項目にも気づきやすいという利点があります。

 

ただし、使い方には注意も必要です。

 

風と同じ「木」の行にある臓器が肝だからといって、風邪をひいたら肝臓を傷めるとは考えません。

 

風邪は体の外から来て害を及ぼすものなので、人体の最も表層から入り込みます。

 

人体の最も表層とは、「金」の行にある皮毛であり、それに関係する臓器は肺です。

 

だから、風邪をひいたら肺を痛めると考えた方が、経験的に正しいですし、実臨床上も役に立ちます。

 

どんな道具もそうですが、機械的に運用できるほど甘くはないようです、、

 

五行色体表は、情報が得られた時、それを整理しお互いに関連づけるために役に立つツールです。

 

情報が得られなければ使うことができません。

 

情報を得るためにはどうしたらよいのでしょう?

 

結論から言うと、何もするな、ということになるのですが、次回はこれについて掘り下げて行きます。

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