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鍼灸師の自分の使い方

" 東洋医学 "

2017年11月21日

こんにちは!ハリ弟子です。

 

「精神統一」「意識を集中」といったことを否定的にとらえる人はあまりいません。

 

とかく東洋医学とか古典鍼灸を目指す鍼灸師であればなおさらだと思います。

 

しかし、これが具体的にどういうことか知っている人はいるでしょうか?

 

ハリ弟子はよくは知りません。

 

ですが、「精神を統一して」とか「意識を集中して」と言われた人がどういう動きをするかは知っています。

 

たいてい、目を閉じて下を向き頭をぐっと下に落とします。

 

 

まるで外からの刺激を遮断するかのようです。

 

ハリ弟子が学ぶアレクサンダー・テクニークでは真逆のことを言います。

 

視覚も聴覚も嗅覚も指先の触覚も拒否したところで向こうから勝手にやってくるものです。

 

そのすべてが有用な情報だから、感覚をオープンにしておきましょう。

 

目は見たいところを見て、指先は触れたいところに触れましょう。

 

ただし、見るために頭ごとぐっとそちらに伸ばしたり、指先が触れる瞬間に背中が緊張したりするのは、見ることにも触れることにも役に立たない行為です。

 

本当にやりたいこと、そのために必要なことは何でしょうか?

 

その時の自分自身の状態はどうでしょうか?

 

脈診をする時の自分の何に気がついているでしょうか?

 

指先の感触を「得ようと」していないでしょうか?

 

 

鍼灸師にとって感覚は大事です。

 

それによって患者の状態を知り、ツボを定め、鍼の加減をします。

 

ですが、区別しなければならないのは、情報を得るためにする動きとそれによって向こうからやってくる感覚は別物ということです。

 

一生懸命に感覚を得ようとしていますよ、というアピール的な動きを付け加える必要はありません。

 

動きは必要な「だけ」でいいはずです。

 

また、得られた情報はただの情報であって、意味を持っていません。

 

分析という脳内の別のプロセスを経てようやく意味を持ちます。

 

情報それ自体と、それを分析することとは区別する必要があります。

 

我々は、情報を得た瞬間に無批判かつ無自覚にかつて到達した分析結果までジャンプしてしまい、その分析結果を感覚と誤認することがままあります。

 

なぜ、ジャンプしたいのでしょう?

 

早く答えを出して安心したいのでしょうか?

 

自分自身が初めから安心安全な気持ちでいたらどうでしょうか?

 

似たような症状でも違う患者さんではまったく同じとはいかないし、同じ患者さんでも前回とは状態が違うかも知れません。

 

誤認や先入観によるミスを回避するためには、もう一度、意図を新たにして、向こうからやって来る情報にオープンになる必要があります。

 

そうして初めて、仮説とそれを検証するための治療方法、手技が出てきます。

 

後はそれを実行してみて、結果についての情報を受け取るためにまた感覚をオープンにして、、この繰り返しです。

 

情報を受け取るために感覚をオープンにするには、何らの筋活動も必要ありません。

 

まさしく何もする必要がないのです。

 

にも関わらず我々は何かしたくてたまらなくなります(目をつぶったり、下を向いたり、、)。

 

恐らく、得た情報が何を意味するのかが分からなくて困惑するのだと思います。

 

意識に上がるものも意識下までしか来ないものも含めて、我々が得ているのは暴流のような感覚刺激の嵐ですから、困惑して当たり前です。

 

 

だからと言って、感覚を遮断して、自分の既知の概念に合うものだけを拾っていたら、そこで治療家としての進歩は終わります。

 

だから、四診とか言う前にまず、自分の感覚がオープンであるかどうか自分に問う必要があるとハリ弟子は考えています。

 

情報を受け取れるような自分自身であるためには、、心、身、ひっくるめて、できる限り自分の使い方を良くすること、そのためにアレクサンダー・テクニークを使うことがハリ弟子にはとても役に立っています。

 

この記事を書いた人

2016年、東京練馬区の江古田にてbodytune鍼灸マッサージ院を開業。

鍼灸師、マッサージ師。アレクサンダー・テクニーク教師(仮免実習中)。

 

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