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感音性難聴のとき内耳で起こっていること

" 耳鳴り・難聴 "

2018年1月13日

こんにちは!ハリ弟子です。

 

突発性難聴を含む感音性難聴の多くは現在でも原因が分かっていません。

 

内耳の血流障害やウィルス感染など、さまざま説があり研究が進められています。

 

それでも、内耳がどのような状態になると音が聞こえなくなるのかは分かっています。

 

今日はそのうち2つについてご紹介します。

有毛細胞の損傷

聴覚をつかさどる蝸牛(かぎゅう)神経は、内耳の蝸牛の中に入ると、最終的には有毛細胞という特殊な細胞になります。

蝸牛の断面図

有毛細胞には文字通り毛が生えていて、蝸牛のリンパ液にひたっています。

 

リンパ液が音の振動を受けて揺れ動くと、有毛細胞の毛も動きます。

 

毛が動くと、有毛細胞は興奮して蝸牛神経にシグナルを伝えます。

 

これを人は「音」として認識します。

 

したがって、有毛細胞を損傷すると音が聞こえなくなります。

 

有毛細胞が損傷する理由は、以下のようにいくつか考えられています。

 

〇大きな音を長く聞き続けて物理的に損傷する

 

〇内耳の血流障害で酸素や栄養が行き渡らず細胞が死滅する

 

〇ウィルス感染によるダメージ

 

〇加齢による数の自然減少

 

有毛細胞は一度損傷すると元に戻りません。

 

幹細胞を用いた最先端の再生医療で研究が進められていて実用化が待たれますが、現時点では、有毛細胞を重度に損傷した難聴は治りにくいのが実状です。

内リンパ液の電位低下

蝸牛の内リンパ液には高濃度のカリウムイオンが溶けており、+80mVの高い電位を保っています。

 

有毛細胞の細胞内は-60mVで、細胞の中と外で140mVという大きな電位差があります。

 

この電位差があることで、有毛細胞は興奮してシグナルを蝸牛神経に伝えることができます。

 

なんらかの理由で、内リンパ液のカリウムイオンが減ると、電位差を保てなくなり、有毛細胞の興奮が起こらないので音が聞こえなくなります。

 

この電位差を生むしくみにおいて、主要な役割を果たしているのが血管条と呼ばれる毛細血管が豊富な組織です。

 

血管条による電位維持機能が働かなくなる理由には以下のようなものが考えられています。

 

〇血流障害

 

〇利尿剤などの薬によるイオン組成の変化

 

〇加齢による血管条の組織変性

 

内リンパ液の電位低下による難聴は、血管条の機能が回復すればよいので、治りやすいと言われています。

 

しかし、血流障害が長期にわたると、血管条が元に戻れないほどダメージを受けるので、やはり治るのが難しくなります。

この記事を書いた人

2016年、東京練馬区の江古田にてbodytune鍼灸マッサージ院を開業。

鍼灸師、マッサージ師。アレクサンダー・テクニーク教師。

 

カテゴリー: 耳鳴り・難聴. タグ: , , , .
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