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耳閉感の治療

" 耳鳴り・難聴 "

2017年11月25日

こんにちは!ハリ弟子です。

 

耳閉感(じへいかん)という症状があります。

 

耳が詰まったような感じがして音の聞こえ方が遠くに感じたりします。

 

 

飛行機の離陸、急上昇の後や、超高層ビルの快速エレベーターに乗った時などによく起こりますが、こういう場合は耳抜きをすればたいてい治ります。

 

耳抜きは、口を閉じて鼻をつまみ、思い切り鼻から息を吐こうとするとできます。

 

鼻の奥と耳の奥は管でつながっていて、出口をふさいだまま息を吐こうとすると行き場を失った空気がこの管を開きます。

 

これにより、鼓膜の内側と外側の気圧バランスを調整する、というのが耳抜きのメカニズムです。

 

ところが、演奏家によくある突発性難聴の回復過程での耳閉感や、風邪や喉の不調と一緒に表れる耳の違和感(ぼーっとした感じ)は、耳抜きをしてもあまり効き目がないことが多いようです。

 

医学的証拠はないのですが、多分こういうことではないかとハリ弟子が考えているのは、蝸牛(かぎゅう)という耳の奥にある聴覚器官を満たしているリンパ液の圧力変化です。

 

Wikipedia「耳」のページより

 

蝸牛は頭蓋骨の空洞の中で複雑な構造をした膜でできています。

 

この膜は、耳管の内壁粘膜にもつながりますし、骨の中を通って内耳につながる血管や神経をおおう膜にもつながります。

 

どこか他のところで炎症が起こって粘膜が腫れたり、筋緊張が持続して血流が変化したりすると、膜を介して内耳のテンションが変わり、聞こえ方に影響が出るのでは?という考えです。

 

鍼灸は、直接耳の奥に手を入れるわけにはいきませんから、あくまでも表面からのアプローチとなります。

 

では、表面のどこに注目するかというと、ハリ弟子の場合は、筋膜などの膜系の考え方と東洋医学の経絡的な考え方で同時に診ていきます。

 

膜系の考え方では、顔の筋肉、頭皮、頭蓋骨と首の境目、あご下から喉、斜角筋から首の後ろにかけてなどの状態を診てツボを決めていきます。

 

経絡系の考え方では、ある経のツボで反応が出たら、その経絡上の他のエリアでも効果的なツボを探していきます。

 

たとえば、耳の穴のすぐ前に耳門(じもん)、聴宮(ちょうきゅう)、聴会(ちょうえ)という異なる経絡の3つのツボが並んでいます。

 

 

耳門で反応があれば、少陽三焦経上ということで腕の後面のツボにも目を向けますし、同じ少陽経つながりで、少陽胆経の流れる足の外側まで検索範囲を拡げます。

 

聴宮であれば太陽小腸経、聴会であれば少陽胆経で、患者さんに変化をうかがいながら打つべきツボを検討していきます。

 

このようにして、その方の症状に合った効果的なツボが見つかると、その一穴だけでも「耳が軽くなった」「すっきりした」などの感覚が得られますので、そうなればしめたものです。

 

聞こえの問題は、西洋医学でもなかなか決め手がなく、その点は東洋医学も同様ですが、いずれにしても早めの受診が肝要です。

 

とりわけ片耳の突発性難聴の場合は、健康な側の耳が聞こえていて、どの程度の難聴か自覚が難しいので、きちんとした聴力検査機器を備えた病院で、客観的データを取ることは必須と考えます。

 

演奏家の方ですと、ストレスの高い現場仕事が続いて病院に行くひまがないような時に限ってこういった問題が起きたりします。

 

しかし、時間がたてばたつほど症状が固定化して、治る確率も落ちるのが聞こえのトラブルです。

 

ちなみにハリ弟子も右耳が難聴で、かれこれ30年くらいこの状態です。

 

もう治る見込みはないものと思っています。

 

早い段階であれば、何が何でも時間を作って医療機関の受診をおすすめいたします。

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