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自閉症と腸内細菌

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2017年12月5日

こんにちは!ハリ弟子です。

 

自閉症スペクトラム障害(ASD)という疾患があります。

 

鍼灸で取り組んでいる治療院も少なからずあると思います。

 

近年、腸内細菌とさまざまな病気が関係しているとする研究が広まりつつありますが、ASDについても特にアメリカにおいて、腸内細菌叢との関係が指摘されてきました。

 

 

ASDの中でも、特に退行性自閉症(Regressive autism)と呼ばれるグループと腸内細菌との関係が強く疑われているそうです。

 

退行性自閉症とは、自閉症全体の約1/3を占め、生後18か月頃まで正常に発達してきた子供が、途中から典型的な自閉症の症状を表すようになるものです。

 

自閉症全体の中では、他に15番染色体異常による脳内のセロトニン減少を原因とするものなど、メカニズムが比較的特定されているものありますが、多くは原因が分かりません。

 

退行性自閉症と呼ばれるグループも、原因不明のうちに入ります。

 

木沢記念病院(岐阜県)の渡邉邦友氏は、多くのケースで中耳炎などの感染症の治療で抗菌薬を使っており、胃腸の症状もあることから、抗生剤による腸内細菌叢の変化と何らかの関係があるとすることで間違いないと考えられるとしています。

 

画像クリックで渡邉氏の論文にとびます

 

ここ20年ほどの研究によって、患者の腸内細菌叢ではクロストリジウム科、ラクノスピラ科、デスルフォビブリオ科の細菌が増えていることが分かっています。

 

これらの細菌の代謝によって生じるある種の脂肪酸の血中濃度が上がり、血液脳関門を通過して中枢神経系に影響を与えている可能性があると渡邉氏は考えています。

 

また、ロブ・ナイトという生物学者が、赤ん坊のうんちに含まれる細菌叢を毎週調べた結果を発表しています(下の動画の8:50あたりから)。

 

 

この赤ん坊の例では、うんちに含まれる細菌叢は、耳の感染症にかかって免疫ができるところで大きく変化したそうです。

 

これが起こったのが生後約2年ということなので、退行性自閉症との関連では、生後18か月頃から2年前後のところに何かクリティカルな点があるのかも知れません。

 

抗生剤のおかげで多くの赤ん坊の命が救われてきたことは間違いありません。

 

しかし、ロブ・ナイト氏の研究は、赤ん坊の腸内細菌叢に時期に応じた発達段階があるらしいこと、また個人個人で異なるいくつかのパターンがあるらしいことも示唆しています。

 

将来的には、どのようなパターンを示す赤ん坊が発達段階のどこにいるので、抗生剤はひかえる、または使用する場合はどの抗生剤とする、などの細やかなコントロールがされるようになるかも知れません。

 

今後も研究が進んで、新しい予防法や治療法が開発されることを期待します。

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