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たくさんあるらしいアーバン金管教本

" 雑記 "

2018年8月26日

こんにちは!ハリ弟子です。

 

昨日は目黒のBody Chanceにてトランペット奏者後藤慎介さんに練習の仕方を学ぶ会に参加しました。

 

慎介さんがおもむろに取り出したアーバン金管教本、他の出版社のものより内容がていねいなのだそうです。

 

同じアーバンでもものによって違うとか。

 

アーバンならTuba用に書き直されたものをハリ弟子も持っていますが、そんなことは考えたこともありませんでした。

 

 

あらためて中を見たら、こちらはかなり簡略化されたバージョン。

 

興味が出たのでちょっと調べてみました。

 

Jean-Baptiste Arban (1825 – 1889)

 

リヨン生まれのフランス人。

 

パリ音楽院でFrançois Dauvernéに学び、後に自分も音楽院の教授になる。

 

今日、アーバン金管教本と呼ばれている本は、1864年に出版されたそうです。

 

オリジナルと見られるものがフランスの図書館のサイトで閲覧できます。

 

>> “Grande méthode complète de cornet à piston et de saxhorn”

 

出版年が書かれていないのですが、アーバンの肩書が Professeur au Conservatoire Impérial de Musique とあります。

 

Impérial ということは第二帝政期(1852年~1870年)の出版、つまりオリジナルと考えて間違いなさそうです。

 

タイトルは、今風に言うと『ピストン式コルネットとサクソルンの完全攻略法』みたいな感じ?

 

サクソルンというのはサクソフォンを開発したアドルフ・サックスが作った数々の金管楽器群です。

 

リンク先の図書館サイトのページを何枚か送ると絵付きで解説があります。

 

上から、Saxotromba Bariton(B♭管)、Saxotromba Alto(E♭管)、Saxhorn Contralto de Cavalerie(B♭管)、Saxhorn Contralto(B♭管)、Cornet à Pistons de Cavalerie、Cornet à Pistons の並びです。

 

楽器名と絵の対応を見ると、Cornet à Pistons de Cavalerie が今でいうアルトホルンみたいな形で、Saxhorn Contralto がトランペットみたいな形してたりと、普通我々が持っているサクソルンのイメージからすると混乱しそうです。

 

『浜松市楽器博物館所蔵楽器図録 I 』より

どうも見た目だけでコルネットとかサクソルンとか区別してなかったようで、ではどこで区別していたのか、これはこれで興味深いです。

 

現代では「トランペットのバイブル」言われるこの教本はコルネットとサクソルンのために書かれていて、初めからピストン楽器への拡張性の高いものだったのでしょう。

 

Tuba用に書き直されるのも納得です。

 

ところで一番先に紹介したLeduc版ですが、これはJean Maireというやはりフランス人の名手が後に書き足したバージョンとのことです。

 

よりていねいに書かれているのはそういった背景があるようです。

この記事を書いた人

2016年、東京練馬区の江古田にてbodytune鍼灸マッサージ院を開業。

鍼灸師、マッサージ師。アレクサンダー・テクニーク教師。

 

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