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bodytune(ボディチューン)音楽家のための鍼灸

お友達のレッスンを見学

" 雑記 "

2018年10月13日

こんにちは!ハリ弟子です。

 

去る9月のある日、アレクサンダー・テクニーク教師でクラリネット奏者有吉尚子さんのレッスンを見学してきました。

 

有吉さんとは同時期にBody Chanceで学んでいて、その核心のみをついて(細かいことは気にしない)とにかくやってみる(躊躇するスキを与えない)スタイルには、在学中から感銘を受けていました。

 

というと要点のみ押さえる人のような印象を与えますが、事前に送られてきた道案内はめちゃくちゃ細かかったです。

 

食べ物屋一軒一軒についてそのメニューまで紹介するという充実ぶりで、ふむふむこの店はツマミがうまいのか、ここは焼き鳥がおすすめね、と確認しながら歩くので止まる止まる。

 

さすが音楽家は楽譜からもこれほど細かく情報を読み取っているのだなと妙なところで感心。

 

でも食べ物屋以外のおすすめは特に書いてなく、そのあたり好みというか濃淡があるようです。

 

そんなわけで道案内があるのにかえって歩みが遅くなるという、、まさかのぎりぎり到着でした。

 

その日は午前に楽典&アナリーゼ、午後はアレクサンダー・テクニーク、ソルフェージュのフルコース。

 

楽典ではこんな難しい本をやってました。

 

内容は高度ですが、解説は現場の演奏家の視点からどう役立てるか教えてくれるのでおもしろいです。

 

アマチュアだとこういうのやらないし、この本独りで読んでも実用的ではないので、実際に役立ててる人から聞いた方が早いと思いました。

 

音大はこれをすでに修めている前提で入試が行われているそうです。

 

すごくうまいアマチュアはたくさんいますが、トラで来る音大出身者の何が違うかと思ったら、この辺りをベースにした楽曲を理論的にとらえるスキルかも知れません(だからキャッチアップが早い!)。

 

お昼休憩の後はアレクサンダー・テクニーク講座。

 

この日はメンタルな要素を含んだコミュニケーション方法。

 

A あなたはいい人です

 

B 私はあなたがいい人だと知っています

 

どちらがより印象深い言い方に聞こえるかというロールプレイで、定説的にはBの方が真実味が増すらしいのですが、ハリ弟子は「いい人なんだからもっと〇〇に気をつけて欲しい」という裏の気持ちがあるように感じてしまいました。

 

かみさんの口調の影響なのか?

 

今度、要観察です。

 

最後はソルフェージュ。

 

ダルクローズのリトミックなんかも取り入れられていてけっこう楽しいです。

 

少しずつ音階や和声の仕組みを理解して、最後は即興でセッションみたいなことまでできちゃいました。

 

こういうのは絶対に自分には無理だと思ってたので驚きです。

 

ある程度やり方があるんですね。

 

クラシックの楽曲も仕組みを理解してやったら断然弾きやすくなるだろうなあと思いました。

 

体系的に仕組みを学ぶ機会って意外とないですから、貴重な経験させてもらいました。

 

あっという間の丸一日講座。

 

この日の参加者で一番遠くは四国から。

 

朝一の飛行機だったそうです。

 

ハリ弟子も自分が講師になった場合の講座の作り方、ツールのまとめ方、道案内の書き方など、勉強になりました。

 

いつか自分でもやってみたいと思います。

 

音楽センス引き出しベーシック講座

この記事を書いた人

2016年、東京都練馬区の江古田にて音楽家専門の鍼灸治療院を始める。

2021年、東京都品川区の鍼灸院「はりきゅうルーム カポス」に移籍。音楽家専門の鍼灸を開拓し続ける。

はり師|きゅう師|アレクサンダー・テクニーク教師

 

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