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bodytune(ボディチューン)音楽家のための鍼灸

2019年よろしくお願いいたします!

" 雑記 "

2019年1月1日

こんにちは!ハリ弟子です。

 

今年も恒例の加藤材木店の巨大絵馬の前から。

 

イノシシということで、ハリ弟子は年男です。

 

今年もよろしくお願いいたします!

 

さて、元旦のブログは昨年中にアクセスの高かったブログ記事を振り返ります。

 

さっそく行ってみましょう。

 

1位 とにかく痛かった真珠腫性中耳炎の思い出

自分が子供の頃にかかった中耳炎の話が1位でした。

始め市中の耳鼻科に通っていて、「治癒(ちゆ)」って紙もらったのにまた再発してってのを2、3回繰り返して2年くらいかかってました。

真珠腫中耳炎は膿を取ってきれいにしただけでは治りません。

セカンド・オピニオンという言葉もなかった頃でしたが、よくまあ同じところに2年も通いました。

今、鍼灸師として患者さんを診る立場になって、自分のところだけで解決できないものを抱え込まないようにするのが大切だなと思います。

もしかしたら解決法があるかも知れないものを自分のとこだけで悩んで、患者さんの時間もお金も無駄にしてしまいますからね。

治りにくい/治らないことを前提にベターな状態を維持するためか、治ることを前提にするかで鍼灸施術の考え方がまったく変わってきます。

前者ならリピートもありですが、後者は短く安い方が良いです。

こんなことを考えられるようになったので、中耳炎の経験も無駄ではなかったです。

 

2位 腱鞘の解剖学(2)ー線維鞘と滑液鞘

腱鞘炎を解説したシリーズ2番目の記事。

滑液鞘の構造についても詳しく説明したのがポイントだったようです。

最近は、同じように炎症が起こっていても筋膜のテンションの具合によっては痛みなく、あるいはより少ない痛みで動かせるようになるケースがあることを臨床的に経験しています。

局所のパーツの不具合があっても、全身のチューニングの仕方である程度カバーする方法があるのです。

もちろん、局所の炎症それ自体は治した方がいいです。

でも全身のチューニングがいいと、同じ腱鞘炎、ばね指であっても治るまでのQOL、過ごし方が断然楽になります。

 

3位 鼻抜けに取り組む(1)

アレクサンダー・テクニークの実習生レッスンで取り組んだ中の一例です。

この時はクラリネットの鼻抜けでしたが、これを皮切りにオーボエ、トロンボーンなど他の楽器の方もみる機会ができました。

でもやっぱりリード楽器が多いですね。

事例を重ねられたおかげで見るべきポイントが整理されてきて、最近はより少ないレッスン回数で効果が出るようになってきました。

近いうちに鼻抜けについてのアップデート情報をまとめようと思います。

 

4位 呼吸しやすい姿勢、呼吸しづらい姿勢

おそらく管楽器の方に多く見ていただけたおかげと思います。

アレクサンダー・テクニークでも機能的優位な姿勢というのがあります。

紹介した論文で呼吸に有利と結論づけていた姿勢はこの機能的優位な姿勢にちょうどよく当てはまっていました。

研究自体はアレクサンダー・テクニークとは無関係になされたものですが、はからずもそれを証明したものと言えましょう。

ただ、僕自身はあまり機能的優位な姿勢にばかりはこだわらないようにしています。

というのは、歌でも楽器でも演奏に必要な動作は多種多様で、機能的優位でさえあればやりたい音楽ができるほど単純ではないからです。

目の前の生徒さんが何を目指すかに応じて、その都度その都度の「機能的優位」を科学する姿勢を忘れないようにしています。

 

5位 ベース奏者のアレクサンダー・テクニーク

コントラバスとアレクサンダー・テクニークを結び付けている人が日本ではまだまだ少数派ということでしょうか。

僕がそうなれるよう頑張ります。

ベース奏者の方、ぜひレッスンを受けに来てください!

 

6位 扁桃腺(へんとうせん)で起きていた管楽器奏者の鼻抜け

クラリネットの生徒さんで生まれつきの扁桃腺の形により鼻抜けが起こっていた話でした。

この生徒さんはその後手術で鼻抜けが解消しました。

言葉の発音に影響が聞き取れなくても、管楽器演奏上困難を生じるタイプの形状問題があることをこの例で知ることができました。

一般的には医療は日常生活レベルができることを目標とします。

言葉の発音、コミュニケーションに不都合が一切なかったので、この方はいくつかの病院では問題を理解してもらえませんでした。

まあ、楽器吹けなくても生きていけるのは確かですが、職業音楽家としてやっていくとなると死活問題です。

こういったケースが医療関係者の間でも広く共有されるといいなと思います。

 

7位 響きの新体験

いい音の概念を一新する体験でした。

最近は金管楽器の世界も女性のトップ・プロが増えました。

その人たちに共通するのは響きの概念のような気がします。

みんな音きれいですもんね。

コントラバスの世界でもかつては欧米のでかい体格の人の奏法を真似ようとして、日本人にはしょせん無理なんだから追いつけっこない的な悲壮感がありました。

それが、体格的には日本人でも恵まれた人が多くなった今日この頃では、奏法はむしろ小柄な女性奏者を参考にしろと言われることが多くなりました。

パワーに頼れない分、響きへの効率性が良いのだと思います。

僕のコントラバスの先生も女性ですし、やはり勉強になります。

 

8位 肩甲挙筋のシール鍼で肩こりが激減

シール鍼でお手軽に肩こりが改善した事例。

この時の体験から、ツボ1つ1つ鍼をするたびに痛みや突っ張りの解消具合を確認して、今の施術はさらに効果的になっています。

 

9位 アレクサンダー・テクニークの人が一番えらそう

この記事は、、なんと言いましょうかね。

多分、アレクサンダー・テクニークの先生が見てくれているのでしょう。

炎上とまでは言いませんが、多少ピリッとした部分があると見てくれる好例ではないかと、、

書いてること自体は本心でまじめです。

 

10位 アレルギー性鼻炎の鍼灸治療研究

去年の春頃は花粉症向け鍼灸のキャンペーンをしました。

シーズン中の効果はある程度確認できましたが、シーズン越えての効果の持続性について、もう少しすると結果が出そろいます。

早い人は今時分から花粉症の症状が出始めますからね。

治療法をアップデートしてそろそろまた受け付けを始めようと思います。

 

さて、今年のアレクサンダー・テクニークの初レッスンは1月6日のグループ・レッスン会からです。

 

参加者まだまだ募集中です。

 

迷っているその悩みも含めて問い合わせていただければご相談に乗りますので、お気軽にお声がけください!

 

第1回目グループ・レッスン会

 

2019年1月6日(日)15時~17時 定員は6名まで(現在残り5名様)

 

参加費4,000円

 

1人20分程度のレッスンを順番に行なって、みんなでシェアします。

 

申し込み、お問い合わせは080-5899-5203までお電話か、office@btune-hariq.comまでメールください。

 

または、お問い合わせフォームのページから送信いただいてもけっこうです(>>ご相談・お問い合わせ)。

 

本年もまたbodytuneをよろしくお願いいたします!

 

この記事を書いた人

2016年、東京都練馬区の江古田にて音楽家専門の鍼灸治療院を始める。

2021年、東京都品川区の鍼灸院「はりきゅうルーム カポス」に移籍。音楽家専門の鍼灸を開拓し続ける。

はり師|きゅう師|アレクサンダー・テクニーク教師

 

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