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bodytune(ボディチューン)音楽家のための鍼灸

アレクサンダー・テクニーク御殿場合宿2019

" 雑記 "

2019年5月6日

ゴールデンウィークは毎年恒例のアレクサンダー・テクニーク合宿。

 

今日帰ってきました。

 

今年はカナダからマルコム・ボーク、アメリカからリンジー・ニューイッターの2人のゲスト講師が来日しました。

 

Malcolm Balk

マルコムは『ランニングを極める』(春秋社)という本を書いていて、日本語にも訳されています。

 

またリンジーは企業の職員研修にアレクサンダー・テクニークを導入して活躍しています。

Lindsay Newitter

 

2人とも伝統的なアレクサンダー・テクニークの学校を出ていて、アレクサンダーに特有の用語や独特の動きの型を使います。

 

たとえば「方向性(Direction)」とか「モンキー」「ハンズ オン バック オブ ザ チェア」など。

 

Body Chanceでも数年前までの卒業生はまだこれらの言葉と体験が一致していると思いますが、ここ数年の卒業生ではこういったものがピンと来ない方が多いです。

 

それはアレクサンダー・テクニークができていないという意味ではなく、それに該当する意味内容や体験がこれらの用語や動きの型とは別の表現にしているのです。

 

最近のBody Chanceの傾向としては、アレクサンダー・テクニークの指し示す内容をより自分の言葉として理解し表現することを求められていると言ってもよいでしょう。

 

ただこれだと、伝統的なやり方の学校を出た人との間で話が通じにくくなります。

 

なので今回の2人の来日はそういった用語や動きの型が指し示すものが何なのかあらためて確認し、自分の中ではどうなのか、言葉と意味内容をすり合わせる良い機会になりました。

 

ところで今回の合宿期間中、僕も1コマいただいて鍼灸の実演体験会をしました。

 

頭のてっぺんに鍼

 

前屈で手が床に届かなかった人が足のツボに鍼をして手をつけるようになったり、寝違えで首が動かなかった人が手のツボに鍼をしてスルッと横を向けるようになったり、やってる自分が言うのもなんですがいつ見てもやはり不思議な現象です。

 

当日は20名ほどいらしていただき大盛況、ほぼ全員に鍼をしたので予定を越えて休み時間も使い、2時間半ほど鍼を打ってました。

 

ご来場のみなさまありがとうございます。

 

来年の合宿はイギリスからルシア・ウォーカーが来るそうです。

 

僕は来年の参加は難しそうで残念ですが、きっといい合宿になることでしょう。

 

今年のゴールデンウィークもこれで終わり、明日から通常日程に戻ります。

この記事を書いた人

2016年、東京都練馬区の江古田にて音楽家専門の鍼灸治療院を始める。

2021年、東京都品川区の鍼灸院「はりきゅうルーム カポス」に移籍。音楽家専門の鍼灸を開拓し続ける。

はり師|きゅう師|アレクサンダー・テクニーク教師

 

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