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鍼のリスクーその後ー

" 雑記 "

2017年11月11日

こんにちは!ハリ弟子です。

 

去る9月、プロ野球の沢村選手が球団所属トレーナーの鍼治療により長胸神経麻痺を起こした可能性があるとのことで、球団が沢村選手に謝罪したニュースがありました。

 

 

ハリ弟子も驚きをもってこの報道を受けとめ、ブログにも記事をあげました。

 

ブログ記事:鍼のリスク

 

その後、鍼灸師の業界団体が球団に質問書を送っていましたが、今月になって球団から回答があったようです。

 

全日本鍼灸学会のホームページに全文が公開されています。

 

全日本鍼灸学会のページ

 

これによると、球団は以下のことを複数の医師から確認したとしています。

 

「発症時期や当該選手の問診等から、長胸神経の麻痺は、 当求団のトレーナーが行った鍼治療が原因となった可能性が考えられると答えられました。ただし、鍼治療以外にも、 強いカがかかる他の外的要因によって長胸神経の麻痺が生じた可能性もあるとの意見も出ました。」

 

 

原因は鍼である可能性もあるし、それ以外の可能性もある、つまり不明です。

 

当初から少し疑問に思っていたのは、「可能性がある」というレベルで謝罪までしてしまうものなのか?ということです。

 

たとえば、レストランで食事をして、後でお腹が痛くなったお客さんがいたとします。

 

そのお客さんがレストランに「お宅で食べてからお腹が痛くなった」と言ったら、レストラン側は「気の毒なことになってお気持ちお察しします」という意味で謝るかも知れません。

 

でも「お宅の食事が原因でお腹が痛くなった」と言ったら、レストラン側も本当にそうなのか事実性の観点で争ってくるでしょう。

 

自分の店で食中毒が起こるというのは、レストランにとってそれくらい重大なことだからです(もちろん、こういう苦情が何件もあったら本当に食中毒の可能性がありますが、、)。

 

今回のケースは、負傷した選手も施術したトレーナーも同じ球団組織内のいわば身内です。

 

球団の回答書を見ても、施術したトレーナーは今でも変わらず球団内で勤務しているようです。

 

鍼治療も可能性の1つだが、本当の原因が分からないので誰が悪いとも言えず処罰もできない、でも選手が置かれている今のつらい状況については同情するし、球団としても理解している、という心情的なことを「謝罪」という形で表現したのかも知れません。

 

ところで、今回の件を受けて、長胸神経の走行を分かりやすく解説した動画がありましたのでご紹介します。

 

『医道の日本』という医療系専門誌のものです。

 

 

 

 

大学の鍼灸学部の先生による解説で、モデルの生徒さんの体に実際に骨や筋肉、神経などの絵を描いていきます。

 

ハリ弟子も鍼灸学校時代には同じようなやり方で指導を受け勉強しました。

 

鍼灸師は体内に鍼を刺入しますので、体表を見て体内の解剖学的構造を正確にイメージするのは大切な訓練の1つです。

 

昨日は、解剖学に対してやや否定的な観点からの記事でしたが、やはり安全に施術するためには解剖学の理解は欠かせないと思った次第です!

この記事を書いた人

2016年、東京練馬区の江古田にてbodytune鍼灸マッサージ院を開業。

鍼灸師、マッサージ師。アレクサンダー・テクニーク教師。

 

カテゴリー: 雑記.
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