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腕(その5)

" 旧bodytuneブログの記事 "

2016年2月11日

(こちらの記事は、2016年11月まで運用していた旧bodytuneサイトのブログ記事を転載したものです)

 

昨日の記事で一つ大切な筋肉をご紹介し忘れていました。鎖骨を外側にたどっていって肩まで行く少し手前で下に降りるとグリグリした固い突起に触れると思います。押すと痛いです。この突起を烏口突起(うこうとっき)といい、肩甲骨から前側に突き出した骨です。肋骨から烏口突起にかけて小胸筋という筋肉が走っています。小胸筋は肩をぎゅっと体幹に引きつける作用があります。緊張して身を縮こもらせる感じです。小胸筋の後ろには体幹から腕に行く血管や神経が走っていますのでここがあまりに緊張していると血管や神経がしめつけられて腕のしびれや痛みにつながります。整形外科の酒井直隆先生も『音楽家医学入門』の中でコントラバス奏者の左手の胸郭出口症候群として紹介されています。ちなみにこの本すごくいい本です。おすすめ!

 

 

小胸筋:http://www.musculature.biz/40/45/post_95/

 

さてここからが今日の分です。今日は上腕骨まで行く筋肉について考えてみます。昨日までは肩甲骨や鎖骨までの筋肉でしたので言ってみれば「肩の位置」を変えるための筋肉でした。今日はその先まで行きますので、「肩そのもの」を回したりする動きが出てきます。ここでいう肩とはより厳密にいえば肩甲上腕関節のことです。

 

まず肩甲骨から上腕骨につく一連の筋肉があります。順に棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋、大円筋、三角筋です。

 

前四者はひとまとめにローテータカフとも呼ばれ、上腕骨を肩甲骨に引き寄せておく働きがあります。肩甲上腕関節は大変な可動性があるものの、その分、関節面が浅くできているので筋肉で補強しないと脱臼してしまうのです。そのため周りをがっつりと筋肉で固める構造をしています。

 

ローテータカフ:http://therapistcircle.jp/kaisenkinkenban/

 

肩甲上腕関節:http://www.anatomy.med.keio.ac.jp/funatoka/anatomy/Rauber-Kopsch/band1/I-415.html

 

他の筋肉、大円筋は上腕骨内旋つまり柔道選手が組み合ったときに相手のえりをこちらに引き寄せるための筋肉で、三角筋は言わずと知れた肩の上に丸く大きくかぶっている筋肉です。上腕骨を上に上げる作用があります。

 

大円筋:http://www.musculature.biz/40/43/post_93/

 

三角筋:http://therapistcircle.jp/sankakukin/

 

また、体幹の脊椎や肋骨の方から肩甲骨をスルーして上腕骨につく筋肉もあり、背中からは広背筋、胸の肋骨(一部は鎖骨から)からは大胸筋がつきます。

 

広背筋は大円筋と同様に上腕骨を内旋する作用があります。

 

広背筋:http://www.musculature.biz/40/45/post_87/

 

大胸筋は上腕骨を前ならえの方向に上げたり体幹に引き寄せたりする働きがあり、また上腕骨を上げた状態で固定していれば反対に肋骨が上がってきますので呼吸のための筋肉にもなります。50mダッシュした後で肩で息をつく、あれは大胸筋もフル活用して積極的に息を吸ってるわけです。椅子にぐしゃっとつぶれるように座るとお腹より肋骨の動きをより多く使って呼吸せざるを得ません。そんなときにバイオリンやビオラを構えるとどうでしょう?ちょうど大胸筋呼吸にぴったりの姿勢ではありませんか。本来、腕の動きのために働いて欲しい筋肉が呼吸で使われてしまうと演奏のためにはちょっともったいないかも知れませんね。

 

大胸筋:http://therapistcircle.jp/daikyoukin/

 

以上、腕(その5)でした。次回は肘関節より先に進めてまいります。

 

最後までお読みいただきどうもありがとうございます。

 

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この記事を書いた人

2016年、東京練馬区の江古田にてbodytune鍼灸マッサージ院を開業。

鍼灸師、マッサージ師。アレクサンダー・テクニーク教師。

 

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